にしおさんはかれこれ15年程前に、レーシックを受けました。
レーシックとは、眼の表面にある角膜をエキシマレーザーで削り、角膜の形状を変えることによって近視・遠視・乱視を矯正する屈折矯正手術です。レーザーで角膜を削る前に、フラップとよばれる蓋のようなものを角膜の表面に作っておくので、手術後の傷を保護することができます。そのため、痛みが少なく視力の回復が早いのが特徴です。
出典/みなとみらいアイクリニック
今回はレーシックを受けるに至った経緯と、現在の様子をお話します。
15年前までの視力記録とレーシック手術。
視力低下の原因予想。
にしおさんは中学1年生(約30年前)の頃に急に視力が落ち始め、眼鏡をかけ始めました。
両親共に視力は良いので遺伝ではありません。
子どもの頃はファミコン全盛期でしたが、両親の教育方針によりゲーム類は一切ありませんでしたので、ゲームのしすぎで目が悪くなった訳ではなさそうです。
あぁ、、だから大人になってからネトゲ廃人(一歩手前)になったんやな。
そういうことね
強いて言うなら、暗いところで本(漫画)を読んでいたのが原因かしら…
(思い当たるのはこれくらいしかない)
けれどその後に追い討ちをかけたのは、パソコンの普及です。
(オタクに与えたらあかんもんナンバーワンだと思います)
最終的に右目が0.07、左目は0.01程まで視力は低下しました。
この視力がどんな視界なのかと言いますと、1メートル先にいる人の顔は当然分かりません。
ぼやぁ〜っと人がいるのは何となくわかります。
私も視力が悪くて、裸眼だと50センチ先がもう見えないわよ。
裸眼だともはや空想の世界よね。
視力検査では、定位置に設置してあるものは見えないので、大きなランドルト環(cのマークのこと)が描かれたボードを持った看護師さんが、ボードをくるくる回しながら近づいて来て、「これは?」と聞かれて答えるんです。
前方に設置されたランドルト環が並んでいるボードは、背景と同化して何があるのかもわかりません。
中学の頃はまだそこまで悪くなかったので授業の時だけ眼鏡をかける生活を送っていました。(その頃はまだ0.3とかありました)
コンタクトレンズ装着に挫折をしました。
高校に上がる頃に眼鏡が煩わしいな…と思って思い切ってコンタクトにしよう!と買ったのは良いものの、にしおさん、そもそも目に何かを入れるのが苦手なんですよ。(何故コンタクトを購入する前に気づかないのか。)
アレルギー持ちなので目薬が必須なんですけど、目薬をさすときは白目向いてさしてます。割とホラーらしいです。
案の定、コンタクトを入れるのが怖くて片目入れるのに毎回30分かかっていました。
外すのにも30分。
は?うそやん。片目という文字を見逃さなかったわよ。
関西人ですけど、盛っていませんよ。
んなバカな。そこは慣れるやろう…
と思われるでしょうが、慣れる事もなく1ヶ月が過ぎた頃に諦めました。
物凄く時間を無駄に使った1ヶ月。
あれほど時間を無駄にしたことはない。
レーシックを受けなければと思った事件。
コンタクトを諦めても眼鏡をかけっぱなしの生活が嫌で、結局は学生の間は授業中だけ、社会人になってからは仕事の間だけ眼鏡をかける生活を続けていました。
日常生活は常にぼやけているのが当たり前。
いや、そこは眼鏡をかけなさいよ。
服と合わへんやんかぁ。眼鏡って。
ぼやけていても全て何となくでいけたんですよね。
知っている人なら、声さえかけてくれたら誰かわかりますし。
ぼんやり見えるヘアスタイルなんかで、判断してました。
毎日同じ道、駅しか使わないので感覚だけで通勤通学もできます。
しかしある日、仕事の帰りに自転車を漕いでいて、不意に目の前に鉄パイプが現れて危うく直撃しそうになってしまったんです。
駐車してあるトラックの荷台から突き出ていた鉄パイプが見えてなかったんですね…。
ちょっと待って、危ないから。にしおさん、私の友だちの変人ランキング5位よ。
5位!いや、むしろそれまで危険な目に遭ってなかったのが奇跡だったよね。
すんでのところで避けられましたけど、めちゃくちゃ冷や汗をかきました。
その件の翌日には、このままでは命が危ない。レーシックを受けよう!
と決めていました。
レーシックに挑むにしおさん。
思い立ったら即行動のにしおさん。(常に眼鏡をかけるという発想にはなりません。)
すぐにネットで調べて評判の良い眼科で予約をして、その先生にレーシック手術をしてくれる眼科を紹介してもらいました。
レーシックを受けるにはいくつか検査があり、その検査で問題なければ手術をしてもらえます。
あと、年齢も確認されました。
老眼になりはじめる年齢なども考慮されたようです。
にしおさんは問題なく手術を受けることができたんですけどね、ここでまた問題が。
開眼機で瞼を固定されるんですけど、まず人の手が近づいてくるのが怖くて目を閉じる。。
開眼機をつけられようとも目を閉じようと、めちゃくちゃ目に力が入るんですよね…
「閉じたらあかん!我慢しなさい!」
と、いい大人が先生に怒られました。
ちーん。
だって怖いものは怖いんだもん。
コンタクトを入れられる人は、全く問題無いと思います。
あれやな、このレーシック記事はものすごい特殊な人向けの記事やな。
あ、点眼麻酔をされるので痛みは全くないですよ。
レーザー照射はほんの数十秒。
準備から終了まで、トータル15分程の手術で視界がクリアになるんです!
もう、びっくりですよ!
眼鏡をかける煩わしさもなく、全てのものがはっきり見えるんですから。
小学生以来の視界の良さに、世界が変わって見えました。
レーシック後の視力は、両目とも1.5〜2.0です。
割と目を酷使する仕事や趣味を続けている割には、にしおさんの場合はそれ程視力の低下はありません。(やはり多少の低下はありますが、手術前に説明は受けていたので想定内)
費用はにしおさんが受けた眼科では10万円ほどでした。(15年前)
15年経った今の目の状態。
毎年健康診断で視力検査も受けますが、今年の健康診断では1.0でした。ここ5年ほどはずっと同じですね。
老眼もまだ大丈夫かな。(多分)
このまま100歳までこの視力を維持したい。
レーシック、にしおさんは受けて物凄く良かったと思っています。
良い先生に出会えたのもラッキーでした。(怒られたけど)
最後に。
お手軽に受けられると言っても、手術ですのでね、リスクがゼロという訳でもありません。
今回の体験談はあくまでにしおさんのお話なので、レーシックに興味がある方は、お友だちから直接話を聞いたり徹底的に調べたりするのがいいと思います。
もし視力が悪くてコンタクトや眼鏡が煩わしいと思っている方がいらっしゃったら、一度眼科の先生に相談してみて、納得がいくならレーシックという手もあるんだな、と選択肢に入れていただいたら良いかと思います。
そんなこんなで、にしおさんのレーシック経験談でした。
ではまたー(・ω・)ノシ