【京都・有次】スパッと水切れのいい両口ゆきひら鍋、おすすめです。

今日は我が家で愛用の「有次」のゆきひら鍋について。

購入して数年が経過しましたので、使い勝手についてなどをご紹介。

目次

京都の有次で購入しようと思ったきっかけ。

結婚後、ずっと雪平鍋が欲しいと思っていたんです。それで母に相談をしてみたのですが、一生ものだからいいものを選んだ方がいいよ、、、と、、、とんでもなくざっくりとした情報だけいただきました。

そんなざっくりと言われても、どこのものがいいのかわからない。。。。

ということで、安心・信頼の京都の「有次」さんで購入をしようと決めました。

一生ものはこちらで購入するようにしています。

有次の沿革
日本鍛冶宗匠三品家門人、藤原有次は京都の堺町松原下る鍛治屋町、現・有次本店所在地に於て永禄3年2月(1560年)鍛冶職を始める。以来京都御所御用鍛冶として禁裏の命を受け、精進潔斎刀劔を鍛錬し永く出入りを許される。その後、泰平の世と共に需要の多くなった佛師用小刀や料理庖丁の鍛造へと遷り、明治四十年頃からは打ち出しの技(鍛金)による鍋などの料理道具も造り始める。

出典/有次

今使っているゆきひら鍋は、自分への旅のお土産として買いました。

全国津々浦々、今は関西在住ではないので関西旅の最終日に有次さんへ寄ってから帰りました。

ゆきひら鍋を買うと決めていたので、お鍋用のエコバッグまで持参しましたよ。

飛行機で京都へ行かれる方などは、自宅に送ってもらいましょう!

さて、いざお店で吟味していると早速迷いました。

やっぱり全国の料理人さん御用達のお店なだけに、サイズも形も素材も違うたくさんの種類のゆきひら鍋がありました。

ちなみにですが、、、いつからでしょうか??

サイトを見てみたら、、なんとFAXにて商品が購入できるようになっていました。

一度、京都のお店でじっくりと吟味しておいて、後から色々と注文するのも楽しいかもしれません。

有次さんのゆきひら鍋は大きく分けて3種類

まずは3種類の中からどの種類にするかを決めてから、サイズ、形を選びます。

一体これは、、それぞれ何が違うのか、、困ったときは店員さんに訊きましょう。ということで、ざっくりと3種類の違いについて教えていただきました。

銅だけで例えても、1.5センチ刻みで12〜21センチの7種類と、カルヤキ鍋があります。なので、どなたでも素材、サイズ、注ぎ口、、きっと好みのものが見つかるはず。

まずは一番お高いのが、「銅」のゆきひら鍋。

写真は有次さんのサイトよりお借りしました。

銅 ゆきひら鍋  21×H10cm    ¥33,000
※その他サイズ色々

なんとも美しい、銅製!!是非とも実物を見ていただきたい一品。

熱伝導率がものすごくいいゆきひら鍋です。プロの方は火入れが命でしょうから、こだわりの火加減がある方はこちらを選ぶと予想。

使い込むほどに飴色になっていって愛着が湧きますし、ピカピカにしたいと思ったらお酢で磨けばいいだけなので、扱いやすい。

そして内側は錫(すず)引き加工というものがされていているので、アルミ鍋とは違って、お酢などいろいろな調味料も使えますし、食材も選ばないという素晴らしい鍋です。

今度は大きめのゆきひら鍋が欲しいので、2つ目のゆきひら鍋は有次の銅、、と狙っています。

お次は「特製アルミ」のゆきひら鍋です。

写真は有次さんのサイトよりお借りしました。

特製アルミ ゆきひら鍋 21×H8.5cm ¥20,350
※その他サイズ色々

アルミのお鍋は「特製」か、そうでないかの2種類あります。これの違いについても教えていただいたのですが、やっぱり料理人さんは一日に何度も何度も鍋を火にかけて、何度も洗うんですって。

なので普通のアルミ製のものよりも耐久性がいいように作ってあるのだそう。そんな、がっつりと料理をされる方に向いているのが「特製アルミ」。

光沢の具合も「特製」かそうでないかで違いがあって、こちらのゆきひら鍋の方が深みのある質感で好きでした。

私が購入したのは一番下のランクの「アルミ」ゆきひら鍋の両口のものです。

写真は有次さんのサイトよりお借りしました。

アルミ ゆきひら鍋    21×H8.5cm   ¥10,450
アルミ ゆきひら鍋 両口  21×H8.5cm    ¥11,220 ←
※その他サイズ色々

私の、使い込んだゆきひら鍋です。ゆで卵も作るのでやや黒ずんでいますけど、気にしません。

私の場合は一日に一回使う程度。完全に家庭用で事足りると思いましたので、一番お安いものを選びました。といっても、せっかくなので気になっていた「両口」のものに!

使い勝手は最高です。

右利きですけど、左手に持って注ぎたい時ってあるじゃないですか。この両口、本当におすすめです。

有次さんの刻印もバシッと入ってかっこいい。

有次さんのゆきひら鍋といったら、するどく尖った注ぎ口(カラス口というのだそう)が特徴的なんですけど、これがもう本当に素晴らしく使いやすいです。

ちなみに無料でお名前も彫っていただけますので、プレゼントにも最高。

水が細く美しく流れます。
そして、すぱっと気持ちのいい水切れ。
シャキッ!側面に水が垂れません。

なんでしょう、、この気持ちのいい使い心地。これを作った職人さんは天才です。

表面のボコボコ(鎚目加工/つちめかこう)が美しい。

この、鎚目(つちめ)加工をすることによって、やわらかいアルミに強度が生まれます。

修理にも出せるのが有次さんのいいところ。

バッグも時計もそうですが、いいものはずっと愛用できるように修理のサービスがあります。

有次さんももれなく修理のサービス(有料)があるので、安心して購入ができます。

取手の部分がグラグラしてきたら、釘を抜いて打ち直したらいいんですけど、それでもだめなくらい使い込んだら修理に出せます。

ちなみに替えの釘も付属で入ってました。

今のところ2、3年?しか使っていませんが、頑丈なのでどこも壊れていません。毎日お世話になっています。

最後に。

京都の錦市場へは有次さんに行くために寄る、、そんな私の、愛用品のご紹介でした。

抜型、その他調理道具もたくさんあるので、京都へ行った際には毎回何かしら購入して帰ります。料理が好きな人にとってはただただ楽しいテーマパーク(に思えています)。

年々値上がりしていますので、いつか買う予定があるなら早めがいいかもしれません。

ではまた〜!

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