梅干しは無添加で、昔ながらのシンプルな作り方のもの、スーパーでは売っていない素朴な梅干しが好き。
それならばと、一度お塩と赤紫蘇で漬けたことがあるのですが、失敗に終わりました。理由はなんだったのか、しょっぱすぎたのかカビたのかは覚えていないけど、それ以来自家製梅干しからは遠ざかっていました。
あるとき、母が素晴らしいレシピを発見してきました。
失敗なしの
「さしす梅干し」
塩と赤紫蘇ではなくて「お酢、ざらめ、塩」で漬けるというもの。
料理研究家の横山タカ子さんの「さしす梅干し」です。
ちなみにさしすは、「砂糖、塩、酢」のこと。
お酢で漬けるのでカビることがなく、はじめて作った人でも失敗しません。
レシピをここに載せるのはやめておきますので、興味がある方は横山タカ子さんの「さしす梅干し」のリンクから飛んでくださいね。
その、毎年恒例の梅仕事「さしす梅干し」作りですが、なんと、、、今年は引っ越しがあるため断念!!!!
梅シロップも、すもも酢も全部断念!!つらっ
数日かけて九州〜関東の荷物の大移動なので、割れたらトラック中がお酢の香りで満たされ、、さらには真夏ということでこの世の終わりになるため夫に「今年だけは諦めなさい」となだめられました。
その昔、一緒に沖縄旅行へ行った友達がお土産に「島らっきょう」を買い、何らかの原因で液漏れして機内中に「島ラッキョウ」のすごい香りが充満して気まずい思いをしたという、強烈な思い出があるため、夫の意見に従いました。
ということで過去のアーカイブをどうぞ。
いつかの梅仕事の風景
私は「さしす梅酢」レシピを、鹿児島の黒酢、きび砂糖、塩は沖縄のミネラルたっぷりのお塩(ちなみに今は「天然塩」という言い方は死語だそう。詳しくはサイトをどうぞ。)でアレンジして、奈良県産の無農薬梅を使ってつくりました。
色づくまで並べておきます。
赤くなったら洗ってヘタをとって、きちんと水分を拭き取って瓶へ。
あとは鹿児島の黒酢、きび砂糖、お塩を入れて見守るだけ。
たまに瓶をふって梅に水分がまわるようにして、梅雨明けまで漬けておきます。
このセラーメイトの瓶が3つ分できました。
梅雨の間漬けておき、三日三晩外で干して出来上がった安心安全の「さしす梅干し」がこちら。
ほんとうにまろやかで美味しくて大好きなので、ふたり暮らしですけど5キロ漬けました。それでも1年分はなさそう。
お酢で作った梅干しなので、塩漬けの梅干しとは全く違う味ですけど、おいしい炊きたての白米と食べるのが最高です!!
使った道具はこちら
何かと便利な乾物ネットとセラーメイトは、これを使っています。
梅干しの他に、切り干し大根だとか、きのこを干したりもします。オランジェを作るときにも大活躍!
セラーメイトの4リットル瓶は4つ使っています。使っていないシーズンは、花瓶にしています。
いつになるかはわからないですけど、新居づくりの際は保存食コーナーも確保したい。
最後に。
今年はもうすでに、引っ越しを見越した減速モード(新たにものは追加しない、食材は減らしていく)に入っているので色んなことができませんけど、この記事をご覧くださっている皆様、「さしす梅干し」是非作ってみてくださいね。まだ梅が売ってるから間に合かな?
副産物の梅酢が本当に便利で、大活躍!
南蛮漬け、ちらし寿司、餃子のタレ、サラダのドレッシング、、、色々調合せずにそのまま使えるので楽ちんです。
以上、例年行なっている我が家の梅仕事でした〜!
ではまた!