我が家には防音室がないので、毎朝3時間フルートの練習をしに近所のカラオケボックスへ行くのが日課なんです。
そこでたびたび練習時間が重なるサックスさん(男性)の存在に気付き出して、はや5ヶ月。
いつ逆ナンをしようか、、、毎日毎日、バッタリお会いできるよう念を送り、さらには心の中で声かけの際のシミュレーションもして、いつ会ってもチャンスを逃さないように準備をしていました。
サックスさんはいつもいつも熱心に、そして丁寧に、練習時間のおよそ9割を音出しに費やしている勉強熱心な初心者さん。
私もフルート歴8年とはいえ、派手に24年のブランクがあって(さらに楽器も新調してしまった)下手さを極めている身。
アルテ1巻からきっちり、そしてタファネルゴーベールにソノリテの3点セットの練習に励んでいるのですが、こればかりでは飽きるんですよね。フルート奏者にとっては必須なんですけどね。
そんなときに、そのサックスさんの直向きに頑張る音を聴くと自分の邪念だらけの心が洗われて「あぁ、、私もがんばらないと。よっしゃ。やっぱり基礎が大切。」と思い直して再び基礎練に戻れれていました。
・・・と思っていたら、先日ついに!!
朝一番の受付カウンターにてお会いすることができました。
お顔も見たことがない方なのに「この方はきっとサックスさんに違いない」と、ロックオン。
なぜに “断定” できたのかというと、これはもう「楽器ケースのサイズ感での判断」ですね。
ただそれだけの理由でいきなり声をかけました。
心の中では自信満々、けれど
“違ったらごめんなさいの控えめな雰囲気も忘れずに”
「もしかしてそれはサックスですか?」
と迷いなく話しかけることに成功。
ここは九州。
いきなり関西人ノリを出してはいけないと夫からよく注意をされるので、ここ数年で控えめに声をかける技を習得することができました。
はじめましてのサックスさん(推定/定年後のおじさま、初心者さん。)に、いつも励みになっていますということと、お話ができて嬉しいですを伝えられて、ちょっとした世間話もできて、私はその日からずっと、そしてそのときの出来事を書いている今!この瞬間までもが幸せいっぱいな気持ちに包まれています。
サックスさんも、老後からはじめた趣味なのだそうで、楽しくて仕方がない様子でした。脳トレにもなっていいって。趣味を持つことの大切さをお話してくれました。
って、、なんてことない話なんですけどね。声をかけてみてよかったなぁと思いましたよ。
自分から行動をするというのは「運動」のひとつ。
「動」けば「運」が巡ってくる。
人間は頭で考えてしまうと動けないことが多かったりするのだけど、自分のこころが喜ぶことについて、できない理由を探している時間があるのなら、なんでもいいから動いてみるといいです。
散歩でもいいですし、家の中を無駄に徘徊、、、突然の逆立ち、、、近所のスーパーにでも行ってみたり、、いきなり掃除をしてみるとか。
知らない人にいきなり話しかけるとかね、いきなりそんなことはしなくてもいいです。自分ができそうなことを少しずつ。
「今この瞬間から抜け出したい」だとか「スッキリしたい」というときも、とりあえず動く!これにつきます。
余談ですがこの日、近所の地域ネコ(妊婦ネコ夫婦の出産が近くて、毎日気になっていた。)のお世話をしているおじいちゃんにも会えて、これまたお話ができて、ニャンズの身の安全を確認できて、満たされました。おじいちゃん(人間)も可愛かった。。
という最近の私の、小さな幸せのお話でした。
ちなみに気軽に幸せ気分を味わえるのはこちらの本。大好き、ほっこり、よしもとばななさん。
力を抜いて、動いてみましょう。
ではまた〜。