下期がはじまって秋らしい気候となり、過ごしやすい日々となりましたが、皆さまいかがお過ごしですか。
私は日々の生活にメリハリとアウトプットの場を設けるべく、インスタの投稿もちゃんとルーティン化してみよう、そんな気分となりました。
そんな中、インスタのフォロワーさんから記事のリクエストをいただいたので、今日は「身近な人が鬱になったときの接し方」について、個人的な経験と体験を書いてみようと思います!
鬱がどれほどのレベルなのかを見極める。
まずは私の経験を簡単にご紹介。
私は若い頃に友人を鬱で亡くした経験があり、そして自分も3ヶ月ほどで治る程度の軽度の鬱を経験しました。
仲のいい友だちが鬱症状を発症したこともありましたし、その経験をオープンに話していたので相談に乗る機会も多くありました。現代社会はストレスまみれですから、けっこう多いんですよ。
そんな私は医者でもなんでもない、ただの社会人大学生ですので科学的根拠に基づいた助言はできませんが、経験談をお話しすることはできます。
ちなみに、今現在、医学の知識や心理学の知識がある方ですら、全ての人を救える知識と技術は持っていません。科学的根拠というものも、100%のものはないんです。当たり前ですよね?人は皆違う個性をもった生き物ですから!でも、多くの人には効果がある、、そんなニュアンスの対処法はたくさんあります。
治してあげたくても治せない方はたくさんいるのですが、試してみる価値はあるかもしれない、そんな感じです。
一番大切なことは、鬱になった本人が「絶対に克服してみせる!」という気持ちになってくれるかどうか。そこが大切です。周りの人間がどれだけ頑張ろうが、そこが一番重要なんです。自分の命の主導権は自分にしかありませんから。
それでもなんとか良くなってもらいたいと思うのが、周囲の人間の正直な気持ちです。
「身近な人が鬱になったときの接し方」について、まずはじめに結論を言っておきますね。
規則正しい生活をして、まずは自分の健康を維持する。
これに尽きます。
誰かを守りたかったら、まずは自分を守らないといけません。相手に影響されないよう、自分の心が弱らないように守り抜く決意をしておくこと。そして、規則正しい生活をして、誰よりも体調を整えておくこと。重要ポイント2つを、絶対に忘れないでください。
2つの決意ができたら、相手の鬱のレベルを探ってみる。
先ほどのこの2つの決意
規則正しい生活をして、まずは自分の健康を維持する。
ができたら、鬱症状が出ている方の状態を観察して、心の状態がどんな感じなのかを質問してみます。
例えばこんな感じ。
眠れているか
のどがつかえる感じがあるか
他に体調の変化はないか
何ができなくなったのか……etc
私の場合、原因が過労(仕事)と、心労(親族の死→きっとこれが引き金)のダブルパンチだったので、鬱症状と気づく前に「微熱が続く、頭痛、腹痛、まっすぐ歩けない、動悸がする、電話で喋ることに恐怖を尋常じゃない感じる、パソコンの電源ボタンひとつも怖くて押せなくなる、、等々」気持ちの落ち込みよりも身体的な以上が先に出ました。
鬱病というのは、心(気持ち)の病気と思われがちですが、脳の損傷であったりバグであったりします。なので最初は身体的な異常が見られたりします。
私のように、限界の限界まで仕事に埋もれていた場合、「電話で喋ることに恐怖を尋常じゃない感じる、パソコンの電源ボタンひとつも怖くて押せなくなる、、」などの症状が出るのですが、ここまで来てやっと、自分で「あと数分頑張ったら◯ぬかもしれない」と自覚します。
全くおすすめはしませんが、人間の限界が過ぎって初めて「今全てを失ってでも休まないと人生が終わる」と気づけるのです。私は友人を亡くした経験があったので、「これ以上続けるときっと本当に◯ぬんだ、、」と意識の深い部分で理解をしていたので、止まることができました。
仕事を全てキャンセルし、携帯の電源も切り、病院へ行ってお薬をもらい、ひたすら寝たので短期で治すことができました。早期発見、早期治療が本当に大事です。
もし身近な大切な方が私のように「限界の限界」の段階にいたとしたら、何がなんでもまずは心療内科へ連れていかなくてはいけません。まぁこれがねぇ〜、、すごく難しいんですけどね。。
逆に、「最近眠れない、のどがつかえる感じがある」等々、まだ自分の状況を把握できているとしたら、後々、心療内科へ誘導できるように、こんな説明を繰り返して鬱病とは心の問題ではなく過労や脳の不具合と刷り込んでおきましょう。
身体が健康な状態であれば「不安」は起こらないはずだから、何か「不安」が大きい時ほど食生活や睡眠状況、生活習慣を疑ってみる
便秘でないか、生理中でないかを確認する→どちらもマイナス思考になりがち。便秘を侮るなかれ。
糖質(甘いもの)を多く食べていないかを確認する→下記YouTubeをご覧ください
鬱病は気持ちが弱いからだとか、そういう古いイメージがある場合に病院へ行きたがらない人が多いので、決して心の弱さであるとか器が小さいだとかではないですよ、という話をちょくちょくしておきましょう。
参考までに、、
実体験として、私の場合は小麦と糖質を多く食べるとマイナス思考になると結論づけた(手帳に食生活と体調を5年分記録して発覚しました。笑)んけど、このことを詳しく解説してくださっているYouTubeを発見したので、貼っておきます。
甘いものを食べている場合、「もしやこれか。。」と悟って、、是非観てみてください。
まずは冷静になってヒアリングと観察をする。
しんどそうにしている人を目の前にすると、自分も不安になってきてしまうというのが人間の性。。
見ているだけでも辛いので、早く治ってもらいたい、、その一心であれやこれや言いがちですが、言われた本人は脳が疲れている状態なので長文を処理することが本当に大変です。余計パニックになって、できないことが多い状況で余計に落ち込んでしまいます。
精一杯生きようと頑張っているのです。やさしくしてあげてください。
病院へ行きたがらない場合はこっそり観察をしましょう。日常の会話と状態をメモしておきましょう。
いつ寝ていつ起きたかも記録
何か落ち込むきっかけがあったのかを控えめに探る
ちょっと気持ちが浮上した時はその理由も探ってみる、、そして記録
これらのメモは、もしも病院へ行ってくれた場合、先生にお渡しして参考にしてもらうためです。
病院へ行ってくれない場合は、上記にもありますように糖質をなるべく食べさせないようにしてみましょう。家でできることもたくさんあります。
ちなみに私の愛用品はこちらです。
鬱病とは関係ないですが、糖質を控えるとお肌がツルツルになって個人的には10歳若返りますw
お肌が綺麗になる、気分が良くなるというのは結局は血流が良くなるから、、という面もあるのかなと思っています。ホルモンの関係もあるのですが、食生活を整えて血流を良くするのは、家でもできる対処法の一つです。
鬱になった本人も、周りの人間もしんどいということ。
鬱状態になってしまった本人もしんどいですが、見守る側の人間も心配でしんどくなります。
大切なのは、、しつこいようですがこちら、、
規則正しい生活をして、まずは自分の健康を維持する。
ですね?
それに加えて大事なことは、
自分一人で抱え込まない
ということです。
誰か話を聴いてくれる人を見つけて、打ち明けてください。それでもしんどい場合は、逆に「自分が心療内科へ行ってみる」これもアリだと思います。
人というものは想像力が豊かで、黙っていれば不安材料を大きく膨らましがちな生き物ですので、定期的に吐き出して不安を小さくする必要があります。自分一人で抱えてアメーバのように増殖させてはいけません。
身近な人が鬱になったときの接し方。
絶対に責めてはいけない。
自分が鬱病になってみてはじめてわかたことと言えば、とにかくなんでもマイナスにしか捉えられないので、いいことも悪いことも全て「こんなにがんばってるのになんでそんな言い方をするの」であったり、「もうこの底なし沼から抜け出して終わりにしたい」だとかそんな思考です。
よく、「頑張って」と言ってはいけないって言いますけど、あれ、本当でした。もうすでにたくさん頑張っていて、這いつくばってギリギリの状態で生きているので、そこに追い打ちをかけるように「頑張って」と言われると、「もうこれ以上頑張れない」「もうこれ以上頑張りを求めないでほしい」「終わりたい」となるわけです。
会話は本当にむずかしいです。
健康な時なら1ミリも気にしないような言葉ですら落ち込むわけですから、よかれと思って発した言葉で相手が落ち込んでしまったとしても、だれも悪くはないですよ、、ということは絶対に覚えておいてください。
敵は「鬱病という名の脳のバグ」です。
チーム一丸となって、「心」ではなく「体」を健康状態に戻そう、、!そんな気持ちで踏ん張ってください。
食生活、睡眠、生活リズムを整えること、軽い運動。
暴飲暴食、極度の飲酒、スイーツ三昧、、夜更かし。。
人間は長い年月、食糧不足の時代を生きてきたわけで、こんなに食べ物と欲望に溢れているのなんてほんの何十年の出来事じゃないでしょうか。いつ飢餓状態になっても生きていけるように、目の前に食べ物があれば食べて蓄えておこうというのがバカな脳の発想です。
でも腸はそうではありません。人間には許容範囲というものがあって、暴飲暴食には耐えられないようにできています。そして、昔から、朝日がのぼったら起きて活動をはじめ、日が落ちたら眠るという生活リズムです。決して夜行性仕様にはできていません。
この、人間としての基本的な生き方を取り戻す努力は必要不可欠となってきます。脳をしっかりと休ませる時間が必要なのです。
これらを好き放題浴びて生きてきて、生活を改善しようともせずに鬱状態から脱出しようなんて、それは甘いわけです。私も夜型人間でしたし、甘いもの、小麦大好き人間だったので苦労しました。
ですが、軽度の場合は効果アリアリなので、是非ともチャレンジしていただきたい。
サポートをする側がこれらのことをインプットしておいて、やさしく誘導してあげてください。
なんなら一緒に食生活を整え、遮光カーテンなんか開けっぱなしで朝日で目覚めるようようにし、調子がいいときは軽めのお散歩を一緒にしてみるのもいいですよ。
余談ですが、カフェイン類も一切摂取しなくなりました。
眠りの質を妨げる要因はできる限り排除です。
一番大切なことを伝えてあげる
鬱状態になった時は本当に毎秒毎秒が辛くて、それが24時間続くわけだから本当に苦しいんですけど、それでもこれは伝えてほしい。
今は身体が悲鳴をあげていてくるしくて辛くて、
生きることが絶望かもしれないけれど、
それはあなたの気持ちや不安のせいでなはくて
身体の不調が原因だから。
身体が元気になれば心が晴れる日が来るから。
私のために生きてほしい。
、、、と。
自分のために生きることが限界な場合もあるので、大切な人からどれだけ必要とされているか、愛されているか、ということを是非とも自分の言葉で伝えてください。
最後に。
今回は自分と友人たちの体験、経験をもとに当事者としてのお話を書きました。
もちろんこの内容が全てではないですし、向き不向きもありますし、通院をしていない前提でのアドバイスなのでお役に立てるかどうかはわかりませんが、私の場合は生活習慣、食生活の改善で完治することができました。
どうしても仕事を休まないであるとか、病院へ行ってくれない場合は、まずは自分が心療内科や精神科へ行き、先生に相談をしてみてください。
検索でこの記事に辿り着いた方が少しでも救われますように!
無理はしないでくださいね。