【早寝早起き・腹八分目】睡眠の質が向上し疲れが消えたお話。

前回、実家のリノベ期間中に起こったまさかのあれこれを綴ったのだけど、今回は実家での生活リズムに合わせたら身体が楽になったというお話。

リノベ期間中はどう考えてもいつもより肉体的に疲れていそうなものだけど、これが不思議なことに毎日気持ちも肉体も元気モリモリだった。

それはなぜか?

アラ古希の両親の生活スタイルに合わせて、超早寝早起きの生活を送っていたから。

数年前に、ザ・田舎に移住した両親。「あなた方は江戸時代生まれですか?」というくらいに自然と共に、そして本能のままに生きるという暮らしぶりに進化していた。

その生活スタイルに合わせて9日間を過ごしてみたら、あらスッキリ。気分爽快になった。

その生活スタイルとはこんな感じ。

朝は日の出前に起床。やはり歳をとると長時間は眠れないのだとか。日中は家のことと、いただきものの食材(色んな方が食べきれないくらい色んなものをお裾分けしてくださる)の下ごしらえやお庭の手入れ。あとは時間があれば趣味のこと。夕方になると、まだまだ明るいうちにお風呂を済ませて夕食を終え、片付けが終わってまったりしたら、20時半には就寝。

はやい、、全てがはやい!

そういえば私の祖母も、毎日毎日欠かさずに5時半にはお墓へ行き、ピカピカに磨いて掃除をしてお花をきれいに生けていた。そんな祖母の年齢に近づいてきた両親もまた、超早寝早起きのスタイルに落ち着いていた。

私は、両親の貴重な睡眠時間の邪魔をしてはいけないと思い、その生活スタイルに合わせてみたら、日中の肉体労働のおかげもあって意外とすぐに寝られた。秒で就寝。見事にぐっすり!

これには生活リズムの変化に加えて、食事の違いも大きかった。

日頃、夫との二人暮らしではいつも3〜4人前を食べて22時就寝の生活スタイルだった私は、常日頃、就寝中に胃腸から「もう勘弁してください、苦しいです。」と訴えられていて、寝ながらベッドの上をぐるぐるとのたうち回って寝相が悪かった(腹八分目の日は寝相が良かったので発覚)。きっと睡眠の質も悪かったに違いない。

それが、実家では食事の量が少なめだった。

いつも食べている量の半分以下だった(多分これが一般的な一人前なのだろうなとも思った)。

41歳にもなって「ごはんが足りない」なんていう、、中高生の体育会系娘みたいなことを言ったりしたらきっとドン引きされるに違いないと思い、与えられた適量だけを食べた9日間。気分は断食道場での合宿のようだった。

けれどその甲斐あって見事にお布団の上でのたうち回ることがなくなった。毎日寝相もすごく良くなって、一度も目覚めることなく8〜9時間睡眠。翌朝の胃もたれもなくて(当たり前)本当に気分爽快だった。

腹八分目と超早寝により、リノベ期間中も毎日しっかりと疲れがとれて軽々動けた。朝7時から昼までの涼しい時間帯に、しんどい作業を終わらせると楽だということも知ることができた。

明るいうちにお風呂と食事を済ませ、暗くなったら寝て、明るくなったら起きる。電気がなかった江戸時代の人たちのような質素な暮らしぶりは私の身体にとっては最高なようだった。

主にパソコンと向き合ってのデスクワークがメインだった人間にとっては、全てが新鮮。田舎暮らしの良さを初めて実感。

と言いながらもさすがに30、40代で仕事をしているとこんな生活は無理。それでも我が家の場合は夫の帰宅が早めなので、これまで通り早寝重視でいこうと思う。そして、これからの我が家のテーマは「腹八分目」。少しずつ、夜は控えめ、朝ごはんモリモリパターンへとシフトチェンジだな、と。

そして、なんだかわからないけど日々無意識の中で力んでしまっているのは、日頃目にする環境が影響していたり、自分でも気付いていない「何か」を我慢、耐え忍んでいるのでは?そんなことも田舎で暮らした数日間に発見できた。

これはきっと、生まれた場所が田舎だったから。自分が脳で考える「理想」と、自分の中にある素粒子レベルの何かが求める「無意識」にはギャップがあるのだろうな、と。でもそんなことを考えたところで正解なんかわかるはずもないから、「なんだかよくわからないけど、好き!」と思うその気持ちは大切にしようと思っている。

「なんだかよくわからないけど」気持ちが動くのには、科学では説明できない何かしらの理由があると思うから。これからも野生の本能を発揮して、自分だけの道を歩んでいこうと思う。

モノの断捨離はもう卒業をしてすることがないけれど、心と食欲の断捨離はまだまだこれからかもしれない。「なんだかよくわからないけど、とりあえず胃腸はそう言ってる気がする。」という感覚は、多分正解。

脳はバカ、腸はかしこい。まさに!気になる方は是非どうぞ。

それでは今日はここまで。

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