フルートのお稽古を24年ぶりに再開。
気合いを入れて楽器を新調してみたものの、やっぱりリングキーが慣れない!
ということで、意地になって9ヶ月リングでのまま粘り続けて練習をしましたが、、。
指、手首を故障してはいけないと思い、ついに金属プラグを購入!
他のメーカーのフルートでも使えるかもしれない(?)ので、使い心地とプラグのサイズ感をご紹介です。
リングキーに挫折!40代は無理をしません。
カバードキーからリングキーに買い替え、しかもオフセットからインラインに変更したのですが、いつまで経っても指の柔軟性が改善されず、ついに諦めました!
24年のブランク。高身長ですが、指先が細くて幅も狭め、、しかもピアノを習ったことがないため、指が開かないのです。
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無理をすればどうにか音はなるのですが、やはり40代、、たくさん練習をすると腱鞘炎になるので潔く諦めました!
シリコンだと音を吸い取って響きが悪くなるので、金属プラグ「Plug O’s を購入。
これがなかなか良かった!!響きがいいまま簡単に音が出せるようになったので(特に低音)大満足です。
パウエルフルート専用金属プラグ「Plug O’s」のレビュー。
金属プラグのデザインと構造。
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小さすぎてブレてますね、ごめんなさい、、!
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表面はすり鉢上になっていて、これをはめると普通のカバードキーのようになります。
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裏面もしっかりと金属!シリコンとは響きが全く違います。
吹いた瞬間に、シリコン有りとの違いがすぐにわかりました。
こちらはパウエルフルート専用の金属プラグなのですが、他のメーカーさんのフルートでも使えるのか??と思われている方のために、、細かく計測をしてみました。参考になったらうれしです。
「パウエルフルートの穴」と「Plug O’s」のそれぞれの寸法を計測!
まずは「パウエルフルートの穴」の寸法から。
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私が使っているパウエルフルート(シグネチャー)のリングの中はこんな感じの作りになっていて、
穴の幅は真上から見て「7ミリ」
そして穴の中の縦寸法はこちら。
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金属部分の立ち上がりは、大きい点の方の「4ミリ」
金属プラグの寸法はこちら。
「Plug O’s の寸法も計測。マクロレンズで撮ってみました。
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プラグを真上から見た寸法は「8ミリのちょっと手前くらい」
表の直径8ミリの部分が薄い蓋のような構造になっていて、穴にはめたら隙間が見えないようになっています。
そして、プラグの中間にあるシリコン?ゴム?部分の直径がこちら。
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ゴム部分?の直径は「7ミリ」
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プラグの高さは「4ミリ」
取り外しも簡単!
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表面を引っ掛けて取ろうとすると金属が曲がってしまうので、閃きました。
カニフォークが最適でした。
キーの裏の隙間に、カニフォークをちょっと斜めにしながら二股の1つの部分を押し当てたら簡単に、そして綺麗に取ることができました。
「Plug O’s」をフルートにはめたらこうなります。
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美しい〜!もはや初めからカバードリングのような違和感の無さ。
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装着方法はこんな感じで、ぐいっと押し込む感じです。
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うん、わからない!
ちなみにこれがシリコンだった場合の見た目はこうです。
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当たり前ですが、、見た目が全然違います!もちろん音色も全然違います。
ちなみに私は職業病で若干几帳面なため、全穴を塞いて美しいフルートに仕上げましたが。。
部分使いもいいと思います!
大人になってリングへ変更して慣れない場合、金属プラグはアリです!
もちろんプラグをつけないで吹くのが一番です。リングキーであることを前提に楽器が設計されているわけですから。一番響きがいいのはプラグなしです。
ですが!プロではなくて趣味でフルートを演奏している場合、リングに慣れずに指先手首を負傷してしまってはフルート人生が短くなるだけ。。
残念ながら手が小さかったり細い場合は、なかなか慣れないようです。特に40代以降でカバードからリングに挑戦する場合は手の形状が本当に大切で、そのうち慣れるだろうと思っていても解剖学的に厳しい場合もあるようなので。。
無理をしないことが一番だと思い、購入に至りました。
私の場合は、高音は慣れたのですが、低音のドとシを吹く時に右手小指を使おうとするとどうしても他の指が届かなくて。。。
低音多めのフォーレの子守唄なんか、、音が途切れてしまっていました。
ですがこの「Plug O’s を装着したら低音が簡単に出ました〜!やっと〜!
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ということで、パウエルフルート専用のプラグですが、もし違うメーカーさんでもサイズがいけそうだったら試してみるのもいいかもしれません。
ちなみにAmazonでは売っていませんでした。
私はうっかり専門店で購入したら送料が1000円ほどかかってしまったので、ご購入の際は楽天がおすすめです、、!!
\ 楽天だったら送料無料で購入できます /
最後に。
金属プラグがかなり良かったので、事細かにサイズ計測をしてシェアしてみました。
音がようやく全てきれいになるようになったので、個人的には大満足です〜!!
本当に嬉しい。。
あとは技術力を磨くだけ。。
先日ものすごくお上手なフルート奏者さんが数万円の中国製フルートと100万円以上する総銀製を吹き比べていましたが、、楽器は関係ないなと思いました。。素晴らしいフルート奏者さんが吹けばなんでも美しく聴こえる!!これに尽きます。
練習、これからも頑張ります!
それではまた〜