恋愛の駄目パターンから抜け出して、パートナーと幸せに穏やかに生きよう。

突然ですが、ありがたいことに毎日毎日穏やかに、そして楽しく、夫婦喧嘩もせずに思いやりの心を持って、健康的な結婚生活を送ることができています。

これは主に「温厚で冷静、忍耐力のある夫」のおかげなのですが、こんな素晴らしい人と出会う前までの恋愛は最悪でした。

そんな私がどん底から這い上がって「自分が変わろう!」と決心するに至った良書を紹介します。

目次

平穏が何なのかを知らない、
乱高下の激しかった若かりし頃。

本の紹介の前にまずはこちら。

若い頃の恋愛パターン。

私はもうすぐ40歳。生まれも育ちも女性で、男性を好きになるという異性愛者です。インスタで不定期開催している「お悩み相談室」ではお若い方からパートナーとの関係を相談されることも多いので、今回は私のダメダメっぷりと、這い上がることができたきっかけを紹介したいと思います。

さて。自分が10代、20代のときの恋愛の迷走っぷりを、友人たちが一言で言い表すとしたら多分こちら。

「すぐ別れるよね。」

はい、そうですね、認めます。基本のお付き合い期間は3ヶ月。

お別れのパターンはこんな感じです。

✔︎ 相手が自分から告白をしたくせに、突然バッサリとお別れを告げられる

✔︎ 相手に不信感を抱き出した頃、私から「別れたい!」と言うようにマインドを操作させられる

✔︎ 相手の気持ちが重たくて私からバッサリお別れする

この3パターンです。

毎回すぐに別れるけれど、これは一体私の何がいけなかったのか。彼氏ができようが予約優先性で友人たちと平等にお付き合いをし、彼氏を優先しない私が悪かったのか。きっちりと守られる3ヶ月の呪縛のシステムの正体は何なのか。

好きになられると逃げたくなるし、好きになると逃げられるコレは一体なんなのか。この人を好きになったら絶対に幸せになれるだろうなという人には魅力を感じず、好きになれない私は一生結婚できないのではないか。

もはやこれは
恋愛という名の
哲学の世界
なのではなかろうか。

と、迷走していた若かりし頃。

そんな迷走気味でありながらも、それでも30歳くらいには結婚をしたいと思っていた私が三十路を目前に控えた頃、事件は起きました。

合わない人間は、勝手に離れていってくれる。

当時グダグダと付き合ったり別れたりを3年続けた方から、三十路手前の私に

「オレは結婚することは一生ない」

との一言をプレゼントされて縁を切ったことがあったのですが、その言葉を言い放ったその年に、

「結婚をしたらしいよ・・・」

とのニュースが風の便りとやらで私の耳に飛び込んできました。

あんこ

え、きもちわるい。本当に良かったわ。

にしおさん

ほんまによかったね。

と、私は完全に目が覚めて生まれ変わることができました。

ピンチはチャンスでしかありません。

嫌味でもなんでもなくてね、本当に感謝をしているんです。

お付き合いにはもう本当に疲れ果てていたし、好きよりも「情」が勝っていただけだったんですね。私の運気の良さが、奴を引き離してくれたわけです(プラス思考)。

人は、自分の細胞ひとつ残らずに指令を出して
吹っ切れ、迷いが消え、腹を括った瞬間、
ふぅっと風向きが変わるものです。

向かい風から追い風になるんですよ。本当に。

「一から人生をやり直そう!」(たかが恋愛ですが20代の私にとってはそんな感じでした。)

そう思った頃に、家の本棚から(買った記憶が全くないのに)出てきた恋愛の指南書(勝手に赤本と呼んでいます)がこちらです。

上手な愛し方/リチャード・テンプラー

私と違って「恋愛で困ったことがなく、誰かと付き合えば数年続いて、20代で結婚した」という方は、時間の無駄ですので今すぐにこのブログを読むのをやめてください。

はっきり言ってこの本にはビックリするくらい「当たり前」のことしか書いていません。

けれどね、この「当たり前」を知らなかったわけですよ。

そうなんです、人との付き合い方の正解がわからない、理解できないではなくて、「知らなかった」んですね。親とも恋愛の話なんか一切しませんでしたし、自分で経験して失敗して成功してを繰り返して遠回りしながら探したんです。

当時、この本を読んで「へぇ〜そういうことか!知らなかったわ」と思ったことがコチラ。

私が知らなかった平和な恋愛の世界。

本の中からざっくりとピックアップをしますね。

第1章 ほんとうの愛を見つけるための19のルール

ありのままの自分を見せる(見せなかった)
迷うなら先に進んではいけない(進んでた)
自分の欠点はフィルターにする(きっと欠点を出していなかった)
大切にしてくれない相手とは別れる(別れられなかった)
愛されていないなら自分から別れる(これも無理だった)

(上手な愛し方/リチャード・テンペラー より引用)

今となっては当たり前すぎて何とも思わないのですが、当時は恋愛末期症状でしたのでこの本を読んで衝撃を受けました。

今となっては「私って本当にバカだったんだな」と思えているわけですけど、「知らない」ことは本当に恐ろしいことだなと思いました。

ちなみにこちらの本、書店では手に取るのが恥ずかしいくらいの真っ赤なデザインでタイトルもこんな感じですが、恋愛本ではないですよ。友人、知人、家族との付き合い方に加えて、ご丁寧に「別れのための5つのルール」まで載っています。

第3章 別れのための5つのルール

内なる声に耳を澄ます
別れの責任はふたりにあると考える
仕返しはしない
失敗から学び、先へ進む
子どもを巻き込まない

(上手な愛し方/リチャード・テンペラー より引用)

お別れするのも離婚をするのも人生の通過点の一つと捉えて、ゆっくりと立ち直ってほしいなと思います。

私は離婚はしたことがないけれど、ただのお別れでしたら多分◯回、、、、その時はね、吐きそうになるくらいに辛い(フラれたとき限定)わけですけど、時が経てばなんてことないです。その分強くなりました。

「別れたおかげで一緒に笑い合えるパートナーと知り合うチャンスが来た!」くらいの精神で乗り越えてほしいな、と思います。私もそうでした。

成功例は、学んで自分のものにする。

なぜに子どもの頃から理由もわからずに勉強を「させられている」のかというと、大人になったからといって学びの人生から抜け出すことはないので、子どもたちは「勉強の仕方を学んでいる」んですね。

受験のための勉強も大事だけれど、それ以上に学び方と答えの導き方のような「基礎」を学ぶことの方が、テストで良い点を取ることよりも重要だと感じています。

読書や人との関わりや旅で、自分の知らない世界を教えてもらったり、答えの出し方を教えてもらったり、ヒントをもらって自分で導き出したり。生きるって、学びの連続でしかないですね。

恋愛も家族のあり方と多分同じで、「正解(基礎)を知らなかったら、うまくいく方法だってわからないから、改善方法もわからない」し、八方塞がりになってDVや虐待も連鎖してしまうのかな、と思っています。でも本当は、解決方法は世の中にたくさん出回っていて、それと出会って自分のものにすることができたときには、生き方を修正することだってできるんです。

今までの人生から抜け出したいという方は、どこに属したら心が晴れるのか、自分の心とカラダの変化を注意深く観察してみてください。きっと大丈夫です。

余談ですが、私はこの本を6人にプレゼントして4人結婚しました。アラフォーの友達に婚活を相談された際は、「私はわからへんからこの本を読んでちょうだい」と言うようにしています。

最後に。

私はこの本と偶然出会えたことで「自分の心に嘘をつかず、心が満たされる」ための思考の修正方法と、ダメパターンからの脱却方法を学ぶことができました。恋愛だけの話ではなくてね、全ての交友関係の話です。

このブログを読んでくれている人が、どんな方たちなのかは私は知りませんが、それでもこのつたない文章かつ長ったらしいぼやき(しかも写真なし)を最後まで読んでくれているということは、変わりたいと思っている人。

変われると思いますよ。「私は大丈夫!」って思っていたら、大丈夫です。(気合い)

それでは、書きたいことはまだまだありますが今日はこの辺で。

ではまた〜!

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